[雑記]
黄昏の彼方、森は昏く、謎に満ちている。
夜毎獣は這い出でて、血と殺戮とを具現する。
故に祈れ。
Salvator mundi salva nos,
qui per crucem
et sanguinem redemisti nos:
auxiliare nobis,
te deprecamur,
Deus noster.
ソレは獣──信心と不信心の──。
──まあ、なんとな〜く最近映画づいてる気がしないでもない。映画はずっと行ってないと、実際どうでもいいかな、とか思うのだが、一回行ってみると成る程当たり前のことだけれども家でビデオを見るのとは数段違う。
嘘。うそうそ、うそです。
数段というよりかは明らかに違う。音響にせよ画面にせよ。勿論、だからといって家でビデオでだらだらと自分のペースで見るのもまたオツなものではあるんだけれども。
そんなこんなで、なんとな〜く、すすめられた『ジェヴォーダンの獣』。フランス映画No1だとかそういったのはどうでも良くて、正直見た感想としては、『まあ、こんなものかな』といった所。ストーリー的にはね! この映画の見所はストーリーとかロマンスとか獣とかそういった点では全くナイ。
見るべき箇所は、
殺陣シーンのみッ!
いや、主人公の連れのインディアン=ネイティブアメリカン最高ッ! 何故かアクションシーンでいちいちスローモーションになったりするのはご愛嬌か。二刀流ッ! 意味の無いナイフワーク! 棒術に拳術を使うネイティブアメリカン! 途中出てきた武器的ギミックが一切生かされなかったのがちょっとナンだったけれども(二挺拳銃〜ッ!)、最後の戦いでのギミックも最高(笑) あの剣いいわ〜。莫迦々々しいと云えばそうなんだけれども、ガリアンソードはイカス(笑)
ある意味フランス人でないと楽しめないものなのかも知れないんだけれども(例えば"獣伝説"というのを生来知っているかとかフランス革命が絡んでるとか)、単純にアクションシーンを楽しめたからそれでヨシ!(俺的に)
なんか間違ってる気もするけどな!