[雑記]
『Lord of the Ring - Return of the King』の先行ロードショウを見に二時間近く前に映画館へと行くと、そこは既に人の列。とはいえ、十数人程度とさして並んでおらず、これなら余裕で座れると思って過ごすこと一時間ナンボ。やっと中へとはいると、
──。
何か既に席が一杯ですよ! どうやら中でも並びがあったようで、中の並びが一杯のために外の階段に新たに並んでたのが私の並んでいた列だった模様(くッ)。それでも座席を確保し、トイレにも行き飲み物も用意して体制は万全に。なにせ3時間20分。死ぬ程長いというか『the Two Tower』ですら酷く長く感じたのに、更に20分増しでは一体どれ程長く感じるというのか。
そして始まって見終わったものの、時間的には3時間20分を感じさせない程の詰め込み具合。シーンのメリハリがあったせいか、飽きが来なくて時間を気にすることがなかった感触(予め3時間20分という心構えがあったのもあるんだろうけど)。ただ、池袋のシネマサンシャインで見たんだけど、ここ駄目ぽ。席が一番後ろのだったんだけど、多分店員だと思うんだが大声で喋ってそれが聞こえてくるし。ろくでもねェ。
で。
映画の感想としては羅列すると、
・ファラミアとエオウィンの話はッ! ・パランティアはアレだけですかッ! ・デネソール候は……。 ・癒しの手は……。 ・帰還後のフロドとサムの旅は……。 ・ホビット庄掃討は……。 ・というか、サルマンは……。
とか不満も色々あるわけですが、3時間20分あって尚詰め込みすぎと感じたのに、更にシーン詰め込むのは不可能でしょうしねえ……。基本路線は押さえられているので仕方ないのでしょうか。SEE版での補完に期待しつつ。
戦争シーンは相変わらずダイナミック。投石器の撃ちあいと空を飛び急襲するナズグル、オリファントの群と騎馬の戦いと、実に素晴らしいシーンが多い。レゴラスの活躍シーンは少々冗長だと思ったけれど、一話で一回イカスアクションが彼の持ち味なのか(笑) そういえば、映画の前に『トロイ』の予告が流れたけど、これにも出るのね。
フロドとサムの旅はサム格好良すぎ。映画しかみてないと、なんか急に主役変わった? とか思われる程のいい男っぷり。火口でのフロド葛藤が今ひとつに思えたのが残念。何故ここまで来て、という所なのに、余韻も間もイマイチな急展開。やはり詰め込み過ぎなんだろうなあ。
とはいえ、全体的に見れば良かった。指輪教徒でないので原作との厳密な比較なんかはできないけど。
あ、そういえば、TTTのSEE版まだ見てないや。
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