ということでPS3の『ニーア・レプリカント』をクリア。A、B、C、Dエンドまでキッチリ見ました。以下ネタバレあり。

しかし、Dエンドを見るとデータが消される仕様に吹いた。ゲームとしての評価は、まあ普通といった所。アクションゲームとしては視点が変わった状態になると操作性が悪く感じることもあり、全体的に極めて操作感が良かったり爽快感があったりということは少なかったかな。ところどころ視点の強制変更があるのだけれども、それで少し酔ったりもした。

武器の種類が豊富ではあるのだけれども、結局の所一番使い勝手が良く強力なのが槍だったというのが個人的な感想。使い勝手自体は片手剣が極めて優れているのだけれども、威力に難があることから店売りの「不死鳥の槍」を最後まで使っていた。周回時もずっとコレ。

魔法については「黒の弾」「黒の槍」「黒の旋舞」がメインで、それ以外殆ど使わなかった。旋舞が二本出せれば敵の弾もかなり防いでくれるし、遠距離攻撃となったら槍か弾といった所。

武器や魔法にワードを付与して効果を高めるワードシステム自体も種類は豊富なのだけれども余り使う余地が無かった。武器の場合は特殊効果のは結局HP回復を何度か使った結果、結局攻撃力Up + ItemDrop Upをずっと使っていて、魔法については攻撃力Up + 魔法消費Down、体術は腕力Up + 魔法回復Up。

ストーリー的には結構面白かったかな。殺し過ぎな気がしないでもないけど。Bエンディングのスタッフロール後にちょっと吹いた。結局の所ストーリー全体は見えずバックグラウンドは想像する余地で楽しんでくれ的な状態なので、感想的には面白かったけれども正直評価としては低めかなあ。

肉体だけの存在に、その肉体の主と同じ魂じみた存在が発生するというのでちょっとだけ『オルタード・カーボン』を思い出した私。タケシ・コヴァッチ。

以下メモ代わり。黒の書と白の書と一緒に写っていた赤?の書はなんじゃらほいとか思ったり思わなかったり。まあ、説明が無い以上想像しても無駄といえば無駄なんだがな!

  • 症例報告 2004.05.18
    ・皮下組織からの変質
    ・外因性精神疾患と思われる症例数の増加
    ・空気感染の可能性が強い。
    有効な治療法については現在調査中。
  • 被害状況 2008.02.06
    ・「エリコの壁」崩壊。
    5000人を越す死者が出た模様。
    増援要請が各地で相次いでいる。
    引き続き情報収集を継続。
  • 始祖研究報告 2010.06.06
    ・熱核攻撃などによる物理的攻撃手段での消滅は不可能。
    ・未知の粒子が観測される。
    対処には多元説の証明が必要との結論。
  • 投薬開始 2016.02.09
    ・白塩化の進行を遅らせる効果の確認
    ・被験者に異常数値見当たらず。
    ・記録は内閣対策室に直接送付の事
  • 死亡確認 2030.03.01
    ・遺体は99.999%レッドアイ自身であると判明。
    ・レッドアイ死亡の確認。
    ・第13次遠征軍の帰還手配確認。
    ・レギオンの行動については記録不可。
  • 新技術について 2032.08.07
    ・白塩化症候群に感染するため、万全の策ではないが
    一定の効果が期待できる模様。
    既に選別された被験者達には施術開始。
    安全性についての記録を最優先で行う事。
  • 世界浄化機関の報告 2032.09.30
    既に第一次派遺団は順調に機能。
    但し、今後の動向には注意が必要である。
    崩壊体の処分について次回会議にて連絡予定。
  • 異常発生 2033.06.23
    初期段階の被験者達に異常が見られる。
    ・自我の崩壊。
    ・エラーの発生原因を究明
    ・対処法の提案
  • スリープモードへ移行 2034.12.28
    スリープモードへの移行は滞りなく進行。
    ゲシュタルト計画の成功を祈る。
  • 成功例の報告 2039.01.15
    ・完全なる成功例を発見し、保護。
    条件提示に応じると検体に協力を申し出た。
    同じような状況下で失敗と成功に分かれた原因を調査続行。
    但し検体者には極秘裏に進行予定。
  • ゲシュタルト計画 報告書0923
    前回報告書にも書いたように、白塩化症候群への対処法として
    のゲシュタルト化は一応の成功を見た。
    身体情報の保存先としてのレプりカントも予定通り抑制され
    た文明の中でオリジナルの遺伝子を継承している。
    未だ対処法が特定されぬ病原菌が死滅した時に備えた私たち
    アンドロイドによる監視体制も順調に機能している。

    監視者021 コードネーム「ポポル」

  • ゲシュタルト計画 報告書9182
    近年見られる「崩壊体」の対処について。
    崩壊体とは言うまでも無く自我の崩壊したゲシュタルトである
    が、当初の予定と異なり、増加の一途を辿っている。
    レプリカントを襲う崩壊体も現れている事から、抜本的対
    処が急がれる。この発生理由については諸説あるが、ゲシュタ
    ルト化のプロセスに何らかの技術的欠陥があったと考えるのが
    妥当であろう。今後とも追跡調査の必要があると考えている。

    監視者 022 コードネーム「デポル」

  • ゲシュタルト計画 報告書10432
    ケース23「緊急時の対応協議」委員会特別会議議事録
    議題・崩壊体の増加経過観察。→承認
    議題・復帰スケジュールの前倒しについて。→承認
    議題・人類復活スケジュールについてキーコード「黒の書」の使用の検討。
    議題・上記に伴う復号システム「白の書」の起動準備。
    議題・「白の書」起動に伴うニーアの誘導と解除コードの収集指示。

    監視者021コードネーム「ポポル」
    監視者022コードネーム「デポル」

  • ゲシュタルト計画 報告書11242
    崩壊体の増加はレプリカント達の自我の拡大と、オリジナル・
    ゲシュタルトの不安定さから来るものであった。
    ※ゲシュタルト化終了後にオリジナルの影響がある事は予測
    されていなかった。
    オリジナル・ゲシュタルト及び崩壊体である実妹ヨナの関係に
    ついて早急に対処をする必要がある。
    監視者連絡会でも動揺が広がっており、崩壊体問題に対する
    早急な対処が緊急課題としてまとめられた(別紙参照)。

    監視者 021 コードネーム「ポポル」

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