記憶Bioshock infiniteをクリアしました。Bioshockのシリーズは初プレイであったものの、Bioshockのシリーズはストーリーが凝ったFPSとの話を聞いていたので最新作をちょいとやってみたわけですが。

これは……いいッ! ストーリーに好き嫌いがはっきりわかれそうだけれども、古典SFとかが好きなら許せる範疇かと。全体的に映画っぽい印象。

ストーリーは、

借金は1912年、主人公のブッカー・デュイットは謎の男女から「娘を連れてくれば借金は帳消しになる」という依頼を受け、ある灯台へと辿り着く。そこで渡されたコードを打ち込むと……空中都市コロンビアへとロケットにて飛ばされる事に。どうやら目的の少女はこの都市のモニュメントアイランドという場所に居ることがわかったため、そこへと向かう。

コロンビア向かっている内に、どうやらこのアメリカ上空に浮かぶ都市コロンビアは、ファウンダーズと云う預言者ザッカリー・カムストックを頂点とする勢力と、ヴォックス・ポピュライと呼ばれる反政府組織が居る事がわかってくる。各所に預言者を称えるモニュメントや映像が並んでいるのでもそれとわかる。

他にも各所に落ちているボックスフォンと呼ばれる録音装置から、様々な人物による情報が断片的ながら得られる。

偽りの羊飼いしかしながら預言者の預言者たる手腕は本物のようで、到着したばかりにも関わらずブッカーが来る事は「預言」されていたらしい。コロンビアの警官たちに追われることになり、ぶっ殺しつつ進むと、いたる所で最初にブッカーを案内してくれた男女を見ることになる。彼らが何者か、ここがどんな所かをよく把握しないまま、それでも借金のために少女を探すブッカー。

ジョンやがてこの街がかつてアメリカ政府と対立して分離独立した、白人権威主義、有色人種差別が強い南部気風の街である事がわかる。その気風はリンカーンをアメリカの権威を貶めた悪魔的な人物としていたり、リンカーンを暗殺したジョン・ウィルクス・ブースなどが英雄的に彫像として祀ってたりする事から察せられる。

実験体の記録モニュメントアイランドには実験体の記録が色々残されており、どうやら実験体の少女—-エリザベスが目的の者であり、「子羊」。そしてブッカーがその子羊を誘惑する「偽りの羊飼い」というのがカムストックの預言らしい。そんな預言は借金の前には関係なく、少女を連れ出すブッカー。しかし、ソングバードと呼ばれるエリザベスの世話人兼守護者、巨大な鳥のような何かに襲われる。

エリザベスなんとかソングバードを振り切ったものの、追われる身に変わりはなく、少女と共に逃避行に。やがてエリザベスの持つ超能力とも呼ぶべき力「ティア」を目にする。それは、次元間の間に扉を作り出し、向こう側の者をこちら側に出現させたり、それどころか「ある男が死んだ世界」から「死んでいない世界」へと移動したり、中には「ブッカー・デュイットがヴォックス・ポピュライの英雄であった世界」すらへも移動したりする。

謎の男女謎の男女は何者なのか? エリザベスの力は何なのか? 元の世界に戻れるのか? そしてブッカーは……。

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君が恐ろしい

と、いった所。ティアによって次元を渡り、場合によっては時間軸を越えて進むストーリーは結構複雑で、ボックスフォンをちゃんと聞かないと理解不能な気がする。正直、ちょっとちゃんとタイムラインとかを追ってみないとキツそうなので、今度ちゃんと追って纏めてみようかと考えてる次第。

声優もクレヨンしんちゃんの父親役の人がブッカー、新峰不二子の人がエリザベスをやってるらしく、吹き替え的には全く問題ない上によく喋るので、普通に歩いてても全く飽きない。更に細かくも色々な人の話が耳に入り、これまた差別的な話もあってコロンビアがどういう所かというのをこれでもかと教えてくれる。特に中盤の舞台となる工業の主たるフィンクの所へ行くと、「有給休暇? とんでもない!」とか「私は君たちに蜂になれという。蜂は病欠の連絡をすることはない。蜂だ! 蜂になるんだ!」とか「フィンクさん、なんで給料は社内でしか使えないトークンなんですか? と聞かれるが、それは外で強盗にあったら大変だし、社内の製品は自社製品、しかも社員割引付きだ!」とか、ブラック企業も真っ青のヒドイ労働環境がこれでもか! というくらいフィンクの声で云われてるのが非常に……こう。しかもなんか良い感じの声なんだけど、速水奨っぽい?

ゲーム自体は、FPSは苦手なんだけれども、そんな私でもクリアできる程度の難易度。武器は途中からはずっとハンドキャノンとカービン銃のみでした。最後の戦闘のみ、RPGとかその辺の武器を拾って手当たり次第にしたけど。銃器の他に、ビガーと呼ばれる超能力を使用可能で、こちらは前半は余り使わず、後半はデビルズ・キスとポゼッション、それにリターン・トゥ・センダーを使ってました。特に後半はリターン・トゥ・センダーでゴリ押し気味に……。

なんにせよ、中々面白かったしストーリーが興味深かった!

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