Abd al-Hazir著

私は、色々な人々や文明、動物の種々を記録するために様々な土地を遠く広く旅した。しかし、Bastion’s Keepの古代の要塞の城壁の上に立った時程驚いたことはなかった。私は神聖なArreat山に住まう、伝説的であり、巨躯であり、冷酷であり、二刀を扱う凶暴なBarbarianたちに直接会うために訪れた。

だが、その代わりに如何なる力によってか引き裂かれた山をこの城壁の上から見ている。この光景は、私には理解も受け入れもし難かった。だが、目の前に広がる光景は現実であり真実であった。一体ここで何が起きたというのだろうか?

年降りた威風堂々とした戦士たちは何処に居るというのだろうか?

かつてBarbarianたちは血に飢えた侵略者であると誤解されていたが、現在ではこの誇り高い人々には気高く長い歴史が存在していることが正しく認識されている。そしてだからこその悲劇が存在する。Barbarianの気高さに触れた人たちは、彼らの文化の中心に位置する”勤行”(vigil)と呼ばれるものを知っている。Barbarianは、Arreat山と神秘の存在の守護を誓い義務としており、もしも偉大なる山に対する義務を怠ったとしたら、彼らは山に埋葬されることを許されず、正真正銘の戦士としての死を与えられることを拒否されるのだ。そして埋葬されなかった者の魂は永遠に葬られることなく土地をさ迷うことになる。

もしもまだ生きたBarbarianが居たとしたら、彼らには絶望しか残されていないだろう。多分これが、Barbarianに似ているという怪物が現れたという噂の源なのであろう。けれど、それは実際には間違っている。その怪物は、単なる獣以外の何者でもないだろう。この故郷だけでは無い破壊が起こったことで、けれども強い信念を持つ素晴らしい種族が卑しくなることなどあり得るだろうか?

コメントは受け付けていません。