“Diablo” カテゴリのアーカイブ

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 BlizzCon2011、Diablo II Lore Panelから。…まあ、Mixiの連携を試すためにちょいと昔訳してたのを上げてみるテストななにか?

■始原 The Beginning
 Cainの本に記された伝説によると、古代善と悪の存在が絶え間なく争っていた。それこそが、ダイアモンドで構成された善なる存在Anuと、邪悪に息づく七頭のドラゴンTathametであった。二者は互いを滅ぼそうとして戦い、それによりHigh HeavenとBurning Hellsとが創りだされた。Anuの一部であるクリスタルの眼がWorldstoneとなった。Worldstoneは世界と存在とを創造する事が可能であるとされる。AngelsとDemonsが互いに争っているのは、このWorldstoneを手にするためである。

 この戦いはPandemoniumにて続いている。Diablo IIにてHellへと入る時に、この領域の一部を目にしているかも知れない。何十万年もの間、AngelsとDemonsはこの領域でWorldstoneの支配権を巡って争った。だが、Inariusという名のAngelと、Lilithという名のDemonとがこの永遠の争いに膿み飽き、戦いから去って自らの世界を創造しようと考えた。彼らはPandemoniumからWorldstoneとそのエッセンスを盗む事に成功した。そして彼らは別次元へとStoneを運び、この次元で楽園たるSanctuaryを創造した。やがてAngelとDemonは子をなし、これによりNephalemが生まれた。WorkdstoneはゆっくりとNephalemたちの力を吸い上げ、それによって本来はAngelsやDemonsを凌ぐ力を持つにも関わらず、先天的には単なる人間となった。

 やがて他のAngelsとDemonsはInariusとLilithとが行った事を知り、Sanctuaryを発見した。そして両者は人間に対して不干渉を貫く事で合意した。だが、Demonsの邪悪なる存在たちは、人間たちを堕落させようと考えた。AzmodanとBelialがHeavenとの協定に対して不満を募らせている間に、三柱のPrime Evilsは人間たちを堕落させる計画を遂行しようと考えた。Prime EvilsがSanctumへと向かうと、BelialとAzmodanはHellの支配権を巡って内戦を引き起こした。

 Sanctuaryでは、Diablo Iの英雄がAidanであり、King Loericの長子であるという事にされた。彼のストーリーについては、Diabloによって堕落させられたKing Loericの命令によってWestmarchへの軍を率いていた事でDiablo Iの開始直前にはTristramから行方不明となっていた。しかし彼は自分の父親が狂気に侵されている事と、弟がLazarusによって誘拐された事を知りTristramへと戻っていた。このストーリーの変更は、Aidanを重要人物とし、更に素晴らしい物語とするためとの事だった。

■天使 – Angels
 次に過去ではなく、Sanctuaryに於けるAngelたちの役割の重要性についての話となった。彼らはSanctuaryの創造と繁栄のために多くの対立をこちら側にまで発展させた。彼らの役割は、彼らへの信仰が増すに連れより大きなものとなる。AngelsはAnuの脊柱である光と音のクリスタル・アーチから生まれた。彼らは何処かに存在する遠くHigh Heavenに住まう。High HeavenのAngelsの最も権威ある集団はAngris Councilである。五柱のAnglesの一団がCouncilを構成し、Heavenを統べている。

・Tyrael the Angel of Justice
 正義の御使Tyrael。彼は、Uldyssianの自己犠牲を見て人間の可能性を知って後、紅天使(Rouge Angel)となった。

・Auriel the Angel of Hope
 希望の御使Auriel。Aurielは他のAngelsと共にCouncilを構成する一員である。

・Malthael the Angel of Wisdom
 賢明の御使Malthael。Malthaelは人間に対する未知なる理由と存在から狂気に陥り、闇へと堕ち始めている。

・Imperius the Angel of Valor
 勇気の御使Imperius。Imperiusは生粋の戦士であり、Demonだけでなく人間を含めて他の全ての存在を破壊する事を望んでいる。

・Itherael the Angel of Fate
 運命の御使Itherael。Itheraelは、本来在らざる存在である人間以外のあらゆる運命を見通す事ができる。

■悪魔 – Demons
 Angelsに敵対する存在こそがDemonsである。BelialとAzmodanはDiablo II以降残っている二柱の邪悪である。Worldstoneが破壊された事で、彼らの目的はSanctuaryへと移った。

・Belial the Lord of Lies
 虚偽を統べる者Belial。Belialは、虚偽と強制とによって自らのために他の者達を戦わせる。TriuneとVipersは、Belialの下僕である。ゲーム中では、彼の下僕の多くが人を装ってあなたを攻撃するだろう。Belialとは、CaldeumのAct IIで遭遇するだろう。かつて繁栄した都市は崩壊し、難民たちは死に瀕している。英雄たる御身は、都市が何故崩壊したのか、そしてBelialが何故そこに居るのかを知る事になるだろう。

・Azmodan the Lord of Sin
 罪過を統べる者Azmodan。AzmodanはDiablo IIIに於いて二つの罪を犯している。ひとつは明らかであり、もうひとつはBelialを傀儡としている事である。Azmodanは300年間に渡ってHellを支配していたが、Black Soulstoneを手にして更なる力を得るためにSancturaryへと顕現した。彼はArreat CraterからSanctuaryへと包囲網を敷くだろう。

■Black Soulstone
 Black Soulstoneについては余り多くの情報は示されなかったが、LeahはBelialとAzmodanを捕らえ、滅ぼすためにこれを使用しようとしている。だが、逆にAzmodanはBlack Soulstoneを得ようとしてる。何故ならそれを手にする事で、Hellの他の如何なるDemonsよりも強大な力をAzmodanへと与えてくれであろうから。

■Area
 Act IIから三つの新しいエリアが開放される。これらの三つのエリアがストーリーを通して重要な役割を果たす。

・Caldeum
 Caldeumは東方の宝石であった。Sanctuaryの全ての交易の中心地であった。だが、Zakarum、資産家、Wizardsらの権力争いによる混乱が生じた。最終的にHakanが支配者となり、都市を繁栄させるために三つのグループを併合した。しかし、Hakanが夭折した事により、若い息子が都市を統べる事となった。彼が都市を充分に支配できる年齢になるまで、Diablo IIにおいてAshearaを率いるIron Wolvesが護衛として雇われた。だが、Hakan二世は彼らを解雇し、Caldeumの警護兵をその代わりとした。Ashearaには何故彼がこのような決断を下したのか、その理由が分からなかった。

・Dahlgur Oasis
 この小さな楽園こそがCaldeum誕生の要であった。謎の男が荒野から現れ、最初の居住者たちにCaldeum誕生の助けとなったこの水源を教えた。そして、この謎の男は水源を知らせると再び荒野へと姿を消したと物語では歌われている。

・The Archives of Zultun Kulle
 Zultun Kulleは最初のPrime Evilsを捕らえるのを手助けしたHoradrimのメンバーの一人であった。しかし、彼は段々と邪悪に堕した。彼は非常に強力な存在であったために完全に殺す事ができず、頭と胴とを切り離す事しかできなかった。頭部は魔法のルーンに囲まれた地下へと埋め、胴体は別の次元へと送られた。

■FAQ
Q:Adriaは死んでるの?
A:死んでるよ。理由はDiablo IIIで見つかるよ。

Q:AngelsはDemonsへと変貌するの?
A:しないよ。でも堕落して邪悪な存在にはなるよ。Diablo IIIでIzualをまた目にするよ。

Q:Leahの父親って誰?
A:ノーコメント(Leahの父親がDiablo Iの英雄であるAidanである事は公表されてるのに、この返答はおかしいが)。

Q:Diablo IIからの英雄は出るの?
A:多少は。Necromancerの実習生がAct IIに居るよ。

Q:Worldstone破壊の影響はなんだったの?
A:Azmodanによる侵略が直接的な影響と云える。同様に、他の次元に移行して、実際には破壊されなかった可能性もある。

Q:Trag’OulはDiablo IIIに居るの?
A:居ない。

Q:なんでArreat Createrが侵略の拠点なの?
A:そこがWorldstoneが消失した場所だから。存在が一番弱く次元が一番綻びている場所。

Q:なんでDiabloは人間の肉体を必要とするの?
A:Sanctuaryでは弱体化するため、人間の体を必要とする。

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Diablo 3のMonk訳。女性キャラと男性キャラクタの差が激しすぎるだろ! とか思ったり思わなかったり。

■Monk
Abd al-Hazir著

Ivgorodに秋が訪れて数週間が経ち、冬の吐息が忍び寄り始めていた。夜の帳が広がり太陽が地平線へ没しては、居酒屋へ避難するより他の良い手段などあろうか。私が扉をくぐると、その中はある種の緊張感に満ちていた。この時間にも関わらず、繁盛している様子は無く、人影はまばらであった。少人数が部屋の隅のテーブルに寄り集まり、部屋の中心に位置している場所にはたった一人の男以外誰も居なかった。

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■Wizard
Abd al-Hazir著

 極悪な目的に魔法を使う者たちに対する私の我慢の無さについては、自然科学についての見地から魔法の行使を嫌っているためだと多くの人が考えている。実の所、それは的を射ていない。私の文句は、魔術師(Sourcerer)たちが一千年に渡って権限と法規への敬意を維持するために積み上げた、研ぎ澄まされた古代の慣例と教訓を却下しようとするような者たちに対するものである。

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地中を駆る殺戮者との遭遇 其の弐 – Encounter With Burrowing Death, Part.2

Abd al-Hazir著

Scavengers

私が後ずさりを始めると、Burroughsは私の襟を掴み力任せに引っ張った。

「al-Hazir、本気でThresherに喰われたいのか?」

そう彼は尋ねると、言葉を続けた。

「そういえば、Scavengersを見たことはあるのかい?」

私は以前にScavengersを見たことがあった。そいつは地中を潜り、死肉を食べる小型の生き物であった。このような生物は大抵の動物とは異なり、非常に攻撃的な性質を持っており、不運な遭遇者に対して襲い掛かるのを躊躇ったりはしないのだ。Scavengersは瞬発力のある四肢を持ち、喉や顔などの急所を狙い飛び掛って来る。解剖学の見地からは、Aranoch砂漠のLeapersと明らかな類似点を持っており、多くの研究者はこのふたつの生き物を同じ系統であると分類している。魔術的に変貌した(ある者は悪魔的に変貌したとも云う)存在が二十年余り前にTristramの地で冒険者たちと遭遇したことが記録されている。Scavengersは私の青年期に置ける忌まわしい記憶の原因となっており、それはもうこの際話す必要は全く無いので割愛する。

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地中を駆る殺戮者との遭遇 其の壱 – Encounter With Burrowing Death, Part.1
Abd al-Hazir著

私が一冊の書物に世界の知識をまとめようと考え、その最初の第一歩を書き始めようとしていた時、正に天意は私に舞い降りたのだった。凶暴な地中を駆る存在が市外のすぐ近くで市民を殺したという知らせが入り、それは確かに世界に共有されるべき恐るべき存在を直接見る機会に他ならなかった。即ち、凶暴なるDune Thresherを。

遥か以前にBorderlandsの砂漠の奥地へと追い払われたDune Thresherは、それ以降滅多に都市の住民の目に触れることは無かった。しかしながら、時としてこれらの邪悪な獣は、果たして老いのためか何らかの障害によってかは判らないが、都市部の外縁で人々を襲い食らうことがあるのだ。このようなことが発生すると、Franklin Burroughsのような高名な知識者にして狩人が呼び寄せられることとなる。

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