“Diablo” カテゴリのアーカイブ

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Tyrael

■AND THE HEAVENS SHALL TREMBLE
悪魔Diablo、Mephisto、Baalが人々を隷属させようと”聖域”(the World of Sanctuary)にて猛威を振るってより二十年の月日が過ぎた。直に悪魔たちと戦った者といえども記憶は薄れていった……しかし、魂の傷跡は未だ燻り焼け付いている。

Diabloがかつて世界へと侵入したその場所に天から彗星が落ちたのは、Deckard Cainが新たな悪の蠢動の手がかりを求めてTristramの大聖堂の廃墟へと戻ったその時であった。彗星はその燃える姿から不吉の前兆として知られている。そして、再び力を増す煉獄(Burning Hells)の魔の手と至高天より堕落した存在から定命の者たちの世界を守るべく英雄たちを集わせることとなろう。

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Diablo III! ということでなんとなし個人的に盛り上がっているという程ではないけれども、Diablo IIとかってどういう話だっけ? とか思ったのをきっかけにLoreを翻訳してみたりみなかったり。Diablo IIのディスクは引越しの時に捨てちゃった覚えがあるので、もうプレイできないんですよねえ。

Diablo III Title

■Deckard Cain’s Journal
15th day of Jerharan,
1265 Anno Kehjistani

あの信じがたき出来事を、私は書き記しておかねばならぬ。どのように考え、悩み、苦悩しようとも、起こった事実は最早変えようもないのだから。我が君Leoric王は、子息Albrecht様の誘拐とWestmarchへの進軍といった立て続けの出来事によって、狂気に足を踏み入れてしまわれた。今、言葉に出せずに肌に感ぜられるモノがある。それを一言で云うのならば──恐怖であろうか。

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1st day of Damhar,
1265 Anno Kehjistani

果たして古き御伽噺は真実であったというのだろうか? 母に寝物語に聞かされた、勇敢なるHoradrimと煉獄の主(the Lord of the Burning Hells)の物語は真実だとでも云うのだろうか?

私は彼らの英雄的な行為と勇敢さに心打たれたものであった。謎めいたTal Rashaに率いられた神秘なるHoradrim……私も彼らと共にあったのなら、と、想像力をかきたてられたものであった。私は世界を旅しあらゆる悪と戦う”Horadrimに連なる者”(Last of the Horadrim)として意気盛んであった。なんとも、若さ故のことであったか。

さて、これらの物語の根底には事実が存在するというのだろうか? だが、確かにそうであったと全ての証拠が示している。しかし、私の知識、考えを真剣に受け止める者が果たして居るのだろうか?

私たちの街の地下に闇の存在が埋まっているのだろうか? 若き日には鮮明に覚えていたあの物語は、年を取るに連れ段々と忘れてしまったのだ。

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