“ゲーム” カテゴリのアーカイブ

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Gnarled Walkers
Abd al-Hazir著

Tristramの原野は青々とした草原と絵画に描かれたような河川が非常に美しい場所であるが、漁村であるWortham村に近づくにつれ、嫌な虫の知らせを感じたように思われた。私たちの世界に存在する、恐ろしいもの、伝説上のもの、全ての危険な生物たちを書き止めようという私の探求こそが、そこに私を導いたのだろうか。私はFestering Woodを安全に案内できる案内人を見つけ出さねばならなかった。何故なら、私は”Gnarled Walkers”と逢うためにここへと来たのだから。

おそらく、Gnarled Walkerとは何なのだ? と、あなたは尋ねることだろう。簡単に云えば、それは歩行する樹木である。樹霊か、或いはそれ以上の何かなのか? それは生きているものなのか? これらの疑問は、私がその日Wortham村へと訪れた日に答えを求めていたものである。しかし村人たちの口は重く、返答を得られなかった。

私が陰鬱に停滞した村から他の周辺への道を確認すると、Festering Woodへと繋がる橋が修復不可能な程に破壊され、燃やされていたという事実を知った。何故そうなったかという事情についての答えは無かった。奇妙なことに、村には老齢の人たちばかりだった。唯一の例外として若く美しい女性がいたが、その父親がしつこく私を彼女に近づかないようにしていた。彼はその点失礼な人物ではあったが、私が彼の娘に興味が無いことを知ると親しく話しかけてくれた。彼はPablo DeSotoと名を名乗った。運の良いことに、彼は魔法や私の興味ある対象の幾つかについて、深い知識を持っていた。

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New Tristram
Abd al-Hazir著

全ての物語がTristramと関わりがあると聞き、私はTristramについて思い起こすこととなった。Tristram……その名の想起するものは、Undeadの化物、魔の領域、狂王の王国、そして勿論、忘れてはならないものがある──”恐怖の支配者”の解放を……。多くの者たちが、パンや水が不衛生となり、そこに生えたカビなどを口にしたことによる幻覚が民衆を狂的な行動に駆り立てたと主張しているが、私はこのような主張を即座に却下するだけのものを旅路の間に余りに多く見てきたのだ。私が現在New Tristramと呼ばれる場所へ旅したけれど、それがいささか期待はずれであったのは、これから文中で述べることとなろう。

立て直された日付が何時なのかは正しくはわかっていないが、New Tristramは数年前から存在していた。古い大聖堂で一旗上げようと考えた冒険者や旅行者やそれを相手にする商人たちが行きかうことで、ゆっくりと街が復興された。大聖堂が荒らしつくされると、冒険者や旅行者は途絶えてNew Tristramの活気は斜陽となった。現在の街の建物の多くは陰鬱なテントや小屋であり、唯一人が住むのに適していそうに見えるものは旅館だけである。

私がこの憂鬱な場所から去る前に、逸話や知識を豊富に持った風変わりな老人から話を聞かされる機会があった。大聖堂の中深くには古代の起源と英知の書物が眠っており、まだ極めて価値ある場所だと彼は話続けた。私は彼の言葉を受け止めておく必要があろう。私が”Old Tristram”の焼け跡を探検している時、度胸の無さから伝説の悪名高き大聖堂へは数歩入る以外のことしかできなかったのだ。

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Dark Cultists
Abd al-Hazir著

ドアに湾曲したナイフが荒々しく突き立てられていることを発見し、私は狂信者たちに居場所を知られたことを悟った。私を酷く苦しめた光景は遭遇してより数ヶ月を経た今になってもありありと思い出される。現在では、彼らが何者なのか私ははっきりと判った。

夜、自然の中でのみ体験することができる絶対的な真の闇が存在する。そんな闇の中でTristramの密林を抜けていると、遠方に同じ旅人が焚いたであろう焚き火を発見し、私はそれを心から喜んだ。明るい焚き火に近づいているにも関わらず、密林の闇よりも更に昏いなにかが私に忍び寄ったように感じられた。なんらかの呪言を詠唱する声が私の耳に届いた。私は恐ろしいと感じながらも何故か留まることが出来ぬまま焚き火の明かりに向かって進み続けた。その声音が聞こえる、おそらくは神聖ではありえないその場所へと向かう私を止めてくれる何者かが存在したとしたら、私は心より感謝を捧げたことだろう。だが私は止まる事無く、それどころか無理矢理開拓された広場を密林深くからしっかりと見られる格好の場所を探し求めていた。

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Khazra
Abd al-Hazir著

通常山羊人(Goatman)として知られているKhazraは、私たちの世界にごく自然に長きに渡って住んでおり、砂漠や山岳地帯のLacuni種族──豹人間と近縁な存在であると考えられていたが、最近になって私は様々な証左から、ありえないような真実を発見した。Khazraの歴史は以前に考えられていたよりもずっと複雑であり、そして困惑させる事柄を含んでいる。

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第二章 恐怖なるモノの帰還 – THE RETURN OF TERROR

■Khandurasの地にて – THE LANDS OF KHANDURAS
 最後のHoradrimが死去してより年月が経った後も、西方諸国は発展し続けていた。多くの東方諸国からの巡礼者がKhandurasを取り巻く土地に定住し、やがて国となった。これらの国は土地問題や貿易路といった軋轢によってKhandurasと諍いを起こした。しかしこれらの些細な諍いは西方諸国の平和を乱す程ではなかった。そして、北方の王国WestmerchとKhandurasは貿易や物流において強い協力関係を結ぶべきであることが判ってきた。

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