Qeynosの地下には生意気にも下水道が完備している。銀行近くの池や、Monkギルド近くの池、その他桟橋の近くからも下水道に突入することができる。地下下水道になにがあるかというと……なにがあるのか俺様知らないので突入！　中はそれ程暗くないが、かといって見通しが効くわけでもない。 　なにせここの構造、道が細くてくねくねしている上、泳いだり水の中を通らなくては行けない場所が多いのだ。その上細い通路には、怪しいゼリー寄せやら蜘蛛やらラットやら、不潔っぽい奴らがうようよしている。
　ちょっと歩くと、あっという間に迷子の一著上がりだ！　……って、洒落にならない。気がつくと、マジでマジで迷子状態。どこへ行っても風景が似通っていて、さっぱりわからない。水の中を通ったりしたので、更に位置感覚が掴めない。途中通路で乞食に出会った時には、ああなりたくないと心底思う……。

　迷うこと数十分。でもやっぱり迷っている。
「もう俺様ここに住むしかないんじゃないか？」
　とかちょっとだけ思う。先程の乞食の姿を自分に重ねあわせて、ちょっと悲しくなっちゃう俺様。
　更には水路にはピラニアが生息していて、そいつに追いかけられたり噛みつかれたりと精神的にも肉体的にもぼろぼろ……くー、脱出するにも脱出できないその辛さ。同じところをぐるぐる回ってるみたいで、何度も同じ落書き（下水道の壁には落書きがされてるのだ）を発見して愕然とする。

　ひたすらにQeynos地下水道を泳ぎ、走り、潜って……そして死亡。　ラージピラニア数匹にがふがふと噛みつかれ、下水の汚泥の中へと沈むのであった（笑）

　いや、笑いごとじゃなーい！　装備一式を失うのはかなりキツい！　なんとしてでも回収だべ！
　決意も新たにBeatle Eyeをゲットすると速攻で地下下水道に突入。死体探しの歌で方向を確認し、そちらの方向へひたすら走る！　帰りのことは余り（控えめな言い方）考えない！　こういう格言もある。

　『明日できることは、今日するな！』

　ダッシュ＆ゴー！　先程死んだ場所には、意外に簡単にたどりつく。死体探しの歌でその方向にひたすら進んだだけだから、当然なんだけど。ただ問題はこれからで、水の中にピラニアがいることは疑いえない。かといって、回収しなくては意味がない。覚悟を決めて飛び込んで、回収開始！　撤退！
　ピラニア襲ってくるのが早過ぎて回収している間が取れない。と、ふと回収用コマンドがあったことを思い出し、使用して見る。

　/CORPSE
　おお！　来た来た来たあっ！　俺様の死体が俺様の足元に来たっ！　さくさく回収……そして再び帰り道に迷うのであった……（でも結局なんとか帰れたけどね。もう二度と来たくないかも）。