|
船は実時間で二十分に一本でているらしい。残念ながら、前の便がどれほど前にでたのかわからないため、ぼーっと待っているより他になにもすることがない。
待っている。
待っている。
待っている。
待って……待ってられるかぁぁぁっ！
あまりに暇（短気）なので俺様ぷち切れ。こうなったら釣りでもするべ、と銀行に行ってお金を降ろし、釣り竿を買うべく桟橋近くにある店に向かうと、乗るべき船が立ち去っていくのはお約束だろう（笑）
ま、まあいいやね。俺様は釣りを楽しみたかったのさ。
釣り竿を装備してFishingの技能でＧＯ！
ぽちっ、ちゃぼん。
ぽちっ、ちゃぼん。
ぽちっ、ちゃぼん。
ぽちっ、ちゃぼん
むきー、釣れない！
ぽちっ、べきっ！
……べきっ？ 嫌な予感がして装備を確認すると、釣り竿消失（笑） どうやら釣り竿折れちゃうらしい。なんて脆弱なのよぉぉぉっ！？ と、思わず女言葉の俺様。なにせ2gp以上するのだ。現在の俺様にとっては大金。とはいえまだ餌も残ってるので再び釣り竿をゲットするため銀行ダッシュ！ 今度は置いてかれたくないからということで急いで買って、桟橋に戻る。
ほっ、どうやら大丈夫みたい。ということで釣り再開。最初こそ釣れなかったものの、スキルが低くても結構色々釣れる。魚、半身の魚（一体どういう釣り方……）、サンダル、ナイフ（どこに引っかかるというのだ……）といった諸々。これがsp単位で売れるので、良い稼ぎになってうはうは。
こんなことをやってると船到着。乗り込むと、やがて船が走り始める。残念ながら夜なので、視界はまったくきかないのではっきり言ってつまらん船旅である。釣り竿を再び取り出して釣りを再開するが、なんだか良くわからないけど、うまく釣れない。なんだかメッセージ出てるけど、まーいーや、ということで無視。
暫く経つと、どうやら到着……って、猫人間ですがな、アンタ！
ここがErudinかどうか定かではないので、うろうろと降りるのを躊躇っている内に出港。あっという間に島は遠ざかる。だがどうやらあの島はErudinではなかったらしい。暫くすると、ちゃんとした港と島が見えてくる。島に入ると神殿のような建物やら店やらがある。
おお！ ここがErudinか！ というわけで早速探検したのだが、神殿のような建物だけでどこにも行けない。神殿内は薄暗く、妙な明かりがぽやぽや光っていたりして幻想的な雰囲気を醸し出している。んが、そんなもん醸し出さなくてもえーからどーやって外に出るんじゃっ！？ ぐるぐる回ったり怪しげなところさ迷っても出口らしき所発見不能……。一体どうやって行くのだ！？ 俺様ちょっとなげやり。
仕方ないとばかりに外へ出て、海沿いに回りこめるかどうかを試す。幸いSwimmingは、前回遭難しかけたお陰で充分に上がっている（笑）
だが、ぐるっと回って見てもMonkのようなオヤジが海岸近くの岩に一人いるだけで、回りこむことはできそうにない。というか、途中から先に進めなくなっているのだ。仕方なく戻ってちゃぷちゃぷ泳いでいると、鮫？ 鮫か……とか呑気に見たりスクリーンショット撮ったりしてるのも束の間、さくさくおよいでさくさく噛まれる！ ぐはあっ！ と、急いで岩場に上がろうとしたのだが焦りのためかうまく行かない。どんどん減るHelth……Helthが減るっス（ぐはぁっ！）……死亡。
かくして初期装備の剣、チュニック、折角買ったバックパックはErudinの海に沈んだのであった……。
