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とはいえ、問題は俺様を含めKisaragi氏もFreeportには明るくない。当然稼ぎ場も良くわからん。だがKisaragi氏によると、どうやらSoutn Roにオークキャンプがあるらしい。そこを攻めてみたらどうか？ という提案に、さっそく乗ることにする。はっきり言うと、行くべき場所がわからないからどこでも良かったのだ。実際今までオークを相手にしたことは、Ever Frostで数度あるだけで、キャンプを強襲したことはなかった。FreeportのSouth Gateから出て、南に走ると程なく砂漠へと突入。緑から線で区切ったように砂漠に突入する様は、なんか異様だ。
初めて見た砂漠の感想は、妙に空が青いということ。乾いているので水蒸気がなく、万年晴天ということなのだろう。更には砂で段差が多く、油断して走っていると落下してダメージを受けてしまう。それでもめげずにNorth RoからOasis of Marrを越えてSouth Roに突入。
South RoはNorth Roとは反対に南半分が緑地となっている。その緑地部分にオークがキャンプを持っているらしい。早速オークキャンプにKisaragi氏と二人で攻撃をかけるが、どれも弱い。/CONだと緑なので当然なのだが……経験値も入らないのでは、殺す意味もないというもの。暫くオークをいじめて砂漠へ戻り、レベルに見合った敵を探す。丁度通りがかった巨大蜘蛛、Dune Spiderを殺したものの、毒を受けるわ次の敵が見つからないわでちょっとメゲる。実際地域のどこでどういう敵がでるのかわからないので、効率良く動けないのだ。
西に戻ればあそこやあそこで稼げるのに……と、かなりホームシック。
取り敢えずオアシスでも行くか……と提案して、向かうことになる。確かオアシスだと鰐が出るという話を、その昔聞いた気がしたからだ。勿論今のレベルで倒せるかわからないし、混んでいればどうしようもないのだが……と、かなり諦め入りつつもオアシスの海岸沿いへと向かうと、まるで夏場の海水浴場を思わせるありさま。だが人数的に多くても、同じくらい早く鰐がスポーンするので、取り合いという程酷い状態にはなっていない様子。試しに一匹殺すと、問題なく殺せる上経験値の上昇が目に見えて存在して、無茶苦茶良い感じ！
海岸沿いにぼーっと座っておそらくメディテーションや体力の回復待ちをしている人が多い。大体オアシスで経験値を稼いでいる人には二パターンあって、走り回って鰐を見つける人と、その場に留まって出た鰐を狩る人だ。俺様達は、走り回って狩る方にしたのだが、特に理由はなかったりする。
攻撃は最大の防御！
と、いう格言が俺様たちの脳裏を過ったかどうかは置いといて、取り敢えず走る！ 狩る！ 走る！
オアシスの鰐の良い所は、やはりリンクが存在しないことだろう。一匹を狩っていても、それに他の鰐が加勢するということが無いので、常に一対ｎ（ｎ＝パーティ人数）の状況をつくることができるのだ。これは非常に安全に経験値稼ぎができるということだ。更にいうと、これらの鰐にも幾つか種類がおり、最大レベル２３位まではここで上げられる気配があるのだ。パーティなら上位レベルの鰐も狩れるので、レベル20以下のパーティでも中々美味しい。ただ、鰐の持っているのは精々が肉、たまにルーンを持っている程度で、金にはならないのが辛いところだ。
他に利点といえば、Karana平原と比べると格段に明るいということだろう。今まで真っ暗なKarana平原で戦っていた身としては、この明るさは安全という言葉そのものに見えたのだ……その時は（苦笑）
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砂漠のアラビアン親父であるヤツは、時折海岸沿いを巡回して、死屍累々を築いては立ち去っていくのだ。Shoutでは「SG Heading ○○」といっては警報が飛び交うにも関らず、死者が出ることが避けられないのが恐いところであろう。
そしてもうひとつの恐怖……オアシスの恐怖は、鰐の中の鰐、LockJawの存在である。簡単にいうと、レアスポーンのでけー鰐なのだが、こいつがかなり強い。特にオアシスに集まる程度のレベルの者たちに取っては、強敵そのものなのだ。しかも素早く、バードの加速歌にすら追いついて来たこともある。勿論太鼓を叩いたら引き離せたが……それでも動きが速いことは間違い無いのだ。ただ、こいつを殺すとゲットできるLockJaw Hide Vestは、中々良い装備で大体30pp程度で取り引きされている。モンク必須の装備らしいのだが、バードである俺様には無関係のことだ。
そういうわけで、暫くオアシスで経験値稼ぎの後、色々と放浪しようと思うのだ。