■The Charasis Tome

 Overthereの平原に、Kunzarの荘厳なる断崖都市Charasisは眠るという。この都市は、Iksar種族最強のKunzar族の首都であり、偉大なる皇帝Venril Sathirの婚姻者の出生地としても知られている。皇帝Sathirは、Kunzarの街Sebilisから支配を行ったが、彼の最も高価な所持品は、Charasisの図書館の中に仕舞われていると噂されていた。

 皇帝Sathirの最愛のひと、Drusellaは、Charasisの奥深くの墓所で眠っている。彼女の葬儀と埋葬の後、皇帝Sathirは断崖都市Charasisから全ての民を追放した。唯一残ることを許されたのは、国王の警護役と使用人だけであった……それも永遠に。これらのIksarは、再び太陽の温かさを感じたり、月光を浴びたりすることは二度となかった。皇帝Sathirは、彼の最愛のひとDrusellaの墓所を穢したり、知識を盗もうとする盗掘者からCharasisの入り口を隠す為の呪文を作り上げたと記録されている。皇帝Sathirは度々断崖都市を訪れたが、中でなにを行っているのかは知られなかった。しかし皇帝Sathirの近衛兵の一人の死により、Charasisへの侵入方法の秘密が明かされ、ぼろぼろの巻き物にその秘密が記録されたという。だがその巻き物は、葬儀役が単なる片言の文字であると思った為、捨てられてしまった。これによりCharasis侵入の秘密は明らかにされることなく失われたとされる。

 皇帝Sathirの死後、その位継いだ息子のRileは、入り口の秘密を知っている最後の者であった。"the Arisen"として知られる皇帝Sathirの古代の宗教は、失われた近衛兵の巻き物を手に入れたと噂される。彼らは言う「皇帝Sathirの墓所のお世話をするのだ」と。

 Tunare、"Underfoot"、"Rainkeeper"の意志が、偉大なる古代都市の殆どを破壊したのは、終末日として知られている時であった。Charasisとその守護者、そして宝物は、永遠に失われた。中で葬られた者たちが、盗掘者から永遠に彼女の秘密を守るかのように。