■The Combine

■The End of Age (Game中のResearch教本より)

 友よ、これだけは知るがよい。
 Combine時代の終わり頃、Tsaf Kattaが既に死んだ後、Seruは己の弾圧を再開するため配下の者たちを送り込んだ。この出来事は、多くの苦痛と悲鳴をもたらした。彼らの攻撃はthe Circle of Lightにまで及んだが、Seruの配下の者たちは追い払われた。この戦いにおける生存者は一人としていなかったが、愛する家族が逃げるまでの間、the Circle of Lightは敵を押し止めることに成功した。それらの行為に対する敬意から、Enchanterの子孫は彼らの大冊を分割し持つことで、彼らに対する賛美の証明とした。我々は偉大なるCircleのメンバー、Tasarian、Velishoul、そして他のメンバーを忘れてはならない。彼らの大冊を再び集めることで、彼らを称えよ!

 Enchanterの大冊の断片を発見し、呪文をつなぎ合わせよ。ページの幾つかは、既にかすれて読めないかも知れない。しかし注意深い研究によって、それらはかつてのように戻すことができる。幾つかの呪文は非常に長く、あるものは二ページか、それ以上の長さであったとも噂されている。


■On Language (Game中のResearch教本より)

 研究と魔法における言語:Norrathの大魔術師Goffrey著

 若き魔術師たちの最近の研究の多くは、古い呪文をつなぎあわせる作業である。発見された多くの呪文の断片は、共通言語で書かれていない。私は研究と魔法における言語の短い論文を書くよう頼まれた。  Norrathにおける魔法の歴史は、大きく四つの時代に分けられる。最も最近の歴史の区切りは、現在Erudinで暮らす人々の先祖の魔法とDark ElfのNecromancyとの間に対立であろう。この期間の大冊の殆どは、Elder Teir`DalとOld Erudinで書かれている。
 この対立の以前は、Antonica全土に支配地を広げたCombine Empireの時代であった。この文明はDragonが目覚め嫉妬する程の魔法的な力を持ち、数十年の間繁栄した。現在、Combine Empireは瓦礫と灰燼と化し遺跡が残るだけである。この期間の書簡はCombine言語で書かれている。
 Combine Empireが台頭する以前は、Dragonの時代であった。この強大な力を持つ獣は、強靭な爪と高速な呪文詠唱の元Norrath全土を支配した。彼らの魔法は闇の力であり強大であった。この期間の魔法はルーンにDragon言語で記された。
 the Age of Scaleの時代の始まりに、Elder Dragonというモノがいたとだけしか私は知らない。彼らの言語は難解で、捻くれており欺くようですらある。ElderDragonを学ぶことに対する報酬は、しかしながら神秘的なその言語を知り話すことだけである。


■Spirits of Katta (Game中のKatta CastellumのNPCより)

 Dralin K`VeknはDark Elf、その妻はHuman種族であり、二人の子供はHalf Elfだったりする。
■Dralin K`Vekn
──Dralin K`Veknさん、こんにちは。
「お初目にかかる。私の名はDralin K`Vekn。数百年の昔、私はTsaph Katta統治下のCombine EmpireにおけるTeir`Dalの大使でした。裏切り者SeruがTsaph Kattaを暗殺しようと試み、そしてCombine Empireがふたつの派閥へと分裂することになったのを目の当たりにしてきました。私は異端弾圧(the Inquisition)による死から逃れるため、皇帝派(the Loyalist Combine)たちと共にLuclinへと逃げる他ありませんでした。他に同じ種族の者がいないこのLuclinにて新たな生活を切り開くことは、長く危険で、時に寂しさを感じさせることでした。けれども、私は後悔していません。今私は美しい妻と健やかな息子に恵まれ、この場所は我が故郷であり、皇帝派の人々は我が家族となっています」

──異端弾圧とはなんですか?
「Combine Empireをふたつに分つたSeruの信奉者は、異端弾圧者として知られていました。彼らは他の者たちと外交を持つことを、即ちNeriakとの間に外交交渉を持つことに反対していました。もしTsaph Katta暗殺未遂があのようなことにならなければ、Seruの次の目標は私だったでしょう。Seruは彼の持つ同義や信条と異なったものを狂信的なまでに許せず、異なった文明社会を破壊するためにNeriak、Oggok、そしてGrobbとの戦争になることも辞さなかったでしょう。幸いなことに、彼の狂気は先ずCombine Empire全てを支配することに向けられていました。そのためSeruはLuclinへのポータルを通って我々を追った結果、the Age of Bloodの再現はかろうじて避けられたのです」

──皇帝派とはなんですか?
「Tosaph Kattaの教訓と哲学、理想に忠実なCombine Empireの者たちは、皇帝派と呼ばれています。異端弾圧者から逃げるためLuclinへと逃げざるを得なかった時、私たちは現在Shadow Havenとして知られる場所である月の中心深くに到着しました。そしてNorrathへのポータルを見張り、帰還する手段を発見するという少数の者たちを後に残して去りました。旅立った私たちは、洞窟を探検し、闇の側の地表への道をつくり出しました。そして私たちはthe Twilight Seaを見下ろす崖に新たな故郷を建設し、Luclinの危険な生物から身を守るため高い城壁を築き上げました」

──新たな故郷とはなんですか?
「私たちはかなり長い期間に渡ってこの土地に住んでいます。そして、私と他の一握りの長命な者たちだけが、Norrathでの生活を憶えているのみです。この都市の人間種族は勿論、亜人間たちの大多数にとってもまたLuclinとKatta Castellumは彼らの知る唯一の故郷なのです」


■Aerin K`Vekn
──Aerin K`Veknさん、こんにちは。
「あら、あなたはNorrathianなのですか?」

──Norrathianとはなんですか?
「夫は私にNorrathの様々な物語を聞かせてくれました。私はいつかNorrathを見たいと思っていますが、どうやらそこでは大抵の人たちは私の家族を受け入れてはくれないのでしょうね。私は心の高潔さでなく、外見で判断するような人々がいないKatta Castellumに住んでいることを幸運に思っています」