■Karazhan
 Deadwing Pathの近寄り難い峻峰に寄り添うKarazhanの塔は、過ぎ去りし栄光の日々の残滓となっている。かつてはthe Guardian Medivhの私室であったKarazhanとその周囲の村落は、今や完全に荒廃しきっている。the Twilight Netherへの魔法のポータルの鍵は、Medivhの個人実験室と図書館が握っているとまことしやかに噂されている。この塔へと足を踏み入れた者たちは、the Demonの如き恐ろしきものが歩き回っていたとも話している。今現在、誰がこの塔を支配しているかは不明だが、邪悪ななにかがMedivhの代わりに住み着いたことは確かであろう。

※Karazhanは最高LevelのプレイヤーのFull Groupを想定してデザインされている。幾つかの区画に分かれており、三つの入り口がそれぞれ別のダンジョンとなっている。



■Karazhan
 DuskwoodとSwamp of Sorrowsの間にはDeadwind Pass──石化した死せる森林地帯が天を突く荒れ果てた地域が広がっている。その名が示す通り、そこは生命とは無縁の土地である。だが、そこは最初からそうであったわけではなかった……。

 " 最後の守護者"(the Last Guardian) Medivhは、住居となる輝けるKarazhanの塔をDeadwindに作り上げた。その時にはMedivhは最も偉大な魔術師であり、人々に尽くそうとしていた。だが、Medivhは密かに世界の破壊者たるSargerasの闇の魂によって支配されていた。Medivhを使いSargerasは the Dark Portalを開いてOrcを引き入れ、Azerothの定命の者たちの王国に対して戦争を行わせた。

 戦争が続いている間もMedivhはSargerasの支配に対抗し続けていた。彼の中での相克は、最後には精神を狂気へと追いやった。幼馴染の友人であり、王の右腕の側近として仕えていたAnduin Lotharは、魔術師が裏切っているのではないかと疑いを持った。Medivhの若き徒弟Khadgarの助けを借りて、Lotharは Karazhanを襲撃すると友人を殺した。その時より恐るべき呪詛が塔とその周囲の地域に広がった。Deadwind Passと現在はDuskwoodとして知られる地域には闇の帳が広がった。

 近頃、Darkshireの貴族が無謀にも Deadwind Passに起こった悪影響を調査した。彼は闇の塔に入ったのだろうか? 二度とその姿が見られることはなかった。実際に、貴族は塔内の崩壊したオペラハウスで永遠に楽しむよう呪われ、Karazhanの中でその魂が捕らわれているのを見たと云う者もいる。だが、更に恐るべき存在がMedivhのおぞましい研究所には住んでいる、何故なら、悪魔の如き存在が、狂った魔術師の召還に応じたのはその場所であったのだから。

 塔の内部には無数の恐るべき者たちが居住するにも関わらず、塔の魔術図書館で発見できるかもしれない口外できない秘密のなにかの存在の噂に惹かれ、Karazhanへと向かう冒険者たちは後を絶たない。巨大な魔術のホールには、Medivh自身の強力な呪文書が収められていると云われる。

 Karazhanの恐るべき塔を訪れる時、ただひとつ確かな事がある……あなたは決して出口を見出せないであろう。

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 Karazhan の古の塔はAzeroth史上知られている中で最も強力な存在、魔術師Medivhの住居であった。そのホールと回廊で、彼は他の者たちが手を伸ばさぬ魔法を研究し、あらゆる種類のおぞましい生物を召還した。今や打ち捨てられたKarazhanは主たる存在もなく、化け物どもと制御できぬ力は勇敢か或いは無謀な侵入者たちを激しく攻撃することだろう。10人の信念を持った冒険者たちを集め、DuskwoodとSwamp of Sorrowの間、塔の存在するDeadwind Passとして知られる場所へと旅せよ。ただし、最も強いものだけが挑戦をする必要がある。レベル70を達成した者だけが、中に住む者たちと戦うに足る力を持つだろう。

 戦いに備えよ。Karazhanの謎を解き明かすために、遭遇した者に挑戦してその力を示せ。新たな品々と塔内の実験が多数見出されるだろう。Azerothに住む者たちが一度として目にしたことのない新たな化け物や、それらの多くが存在している!