■特別な思い入れのあるエロゲーを5つ
3)『Dragon Knight IV』
すげえ、とてもとても古いゲームですが、『Dragon Knight IV』なぞを。それはもうPC98時代のものなんですけどね！ 確か知り合いから借りてやったんだかで、SLGベースのシステムのゲームでありSLG部分はお世辞にも良い作りとは云えなかったのですけれど、なんというかシナリオ展開が意外というべきか、まあぶっちゃけた話想像はしてたけれどもそうでしたか！ という展開だったので記憶に残っているのですよねえ……。
まあ、ぶっちゃけ余りに古いゲームなのでネタバレれしつつ話せば、主人公は英雄の息子で、前英雄である父親を狙って悪の勢力が復興→父親も母親も石化（だったか？）。息子である主人公が憎からず思っているものの素直になれない幼馴染と敵を倒しにでかけては、途中仲間になった人とエロゲエロゲするのですよ、エロゲ。で、最初に仲間になる騎士が寝取り野郎で、ぶっちゃけ主人公の幼馴染までそいつになびく始末。それはそれとして物語の最後、やっと最後のボスを追い詰めたかと思うと仲間たちががけ崩れに飲み込まれて死亡、なんとか幼馴染だけは手首を掴んで辛うじて助けられたものの、力の限界からかするりと手が離れて落ち亀裂に飲まれる幼馴染……というバッドエンディングそのもの。しかし世界の崩壊を見せてやろう、という敵のボスの温情のお陰で生かされて少年から青年になった後で、ある人の協力の結果過去へとタイムスリップ──ああ、そう、実は最初に仲間になる仮面の騎士こそが成長した主人公だった……。なら、ならば以前と同じ時を歩むのか、とか悩んでるんだか悩んでないんだか判らないままエロゲエロゲしつつ、結局の所、そうすることでどうなるのかが判っているにも関わらず自分が少年だった頃に自分が見た騎士とは違う選択をし、そして最後の敵を倒すと主人公は過去の自分──最早自分になりえない自分の前から、歴史改変の結果消えていく……と。
ちなみにSLG部分も全く同じものを二度繰り返す必要があり、その点いただけないというか苦痛そのものだったりするものの、なんというか最後の余韻というかが印象に残っているのですよ。
今考えると究極のNTRだけどナー（だいなし）。
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